こんにちは!しゅぎょうです。

 

秋といえば・・・っていろいろテーマを挙げてきましたけど、忘れてました。

 

読書の秋を!

 

というわけで今日は、しゅぎょうオススメの本を紹介していきたいと思います。

 

まずは、読書の秋に外せない夏目漱石作品から一冊。

まずは『こころ』

 

夏目漱石は、この著書の中に人間のこころの形総てを現したと言いました。

 

わたしがこの本を初めて読んだのは高校生の時です。

 

その時はふしぎと語り部の『わたし』のこころしか入って来なかったのです。

 

 

大学生で読み返したときは先生とKの関係、お嬢さんをめぐる先生の葛藤。

そのことが新たにわたしは理解出来たように思いました。

 

 

そして、結婚して子どもを持った今読み返してみると、一番こころに染み入ってきたのが主人公のわたしの親のこころだったんです。

若いころは本当に主人公の親のことなんて頭にも無かったんです。

 

 

でも今読むと、一番気持ちに寄り添えたのが親の立場のこころだったんですよね。

 

もう、夏目漱石って天才!ってまじで思いました。

 

主人公の親の気持ちを通して、自分の親のこころが見えたような気がしたのです。

 

子どもを持って初めて分かる、親の気持ちっていうんですかね。

 

それと同時に、主人公の両親に対する気持ちも初めて理解出来たように思えたのです。

 

 

 

読む年齢、人生のステージによって感想が変わり、読むたびにまったく新しい話を読んでいるような。

 

読む人によってこころの形を変える、こういう不世出の作品はもう出ないでしょうね。

 

オススメです!

一回読んだことがある方も、もう一度読み返してみてください。新たな発見があることでしょう。

 

 

それでは、次!

三浦綾子『道ありき』です。

 

ちなみにわたしはキリスト教ではありません。

 

だけど、三浦綾子さんの本は本当に引き込まれます。

 

『道ありき』は彼女の自伝です。

わたしはこの本を大学生の時に読みました。

 

一気に読みました。

 

前半の波乱に満ちた人生からの前川正さんのプロポーズ、しびれました。

 

自分の生き方を迷ってしまった若い人にぜひ一読してもらいたい一冊です。

 

三浦綾子さんは『氷点』が非常に有名ではありますが、どの作品も引き込まれる魅力があります。

 

人間としての生き方を突きつけれるような鋭さがありますよね。

 

『氷点』も分厚い上下本ですけど、一気読みしちゃいますよ。

寝不足注意!

 

あのラストのもやもや感。

 

やみつきです。

 

今回は有名な作品の紹介になりましたね!

 

でも、有名なものはやっぱり良いものです。

 

何を読もうか悩んだ時には、人が面白いというものに乗ってみるのが良いかも知れませんね。